Fireburst Filter レビュー

少し前の話だが

私が愛用しているNDフィルター”Firecrest“のFormatt-Hitechから発売前のフィルターのテスト使用の依頼があった。

そのフィルターの名は[Fireburst filter](ファイアーバースト)フィルター。同じ”FIRE”だがこちらはNDフィルターではない。では何かいうと“いわゆる”クロスフィルターなのだが、ちょっとそこいらのクロスフィルターとは違う。

もう既に発売されているのだが、見逃してしまっている人も多いと思うのでレビューさせていただこう。

クロスフィルターって?

クロスフィルターのしくみ:
クロスフィルターは透明な光学ガラスの表面に細い線状のミゾが刻んであり、被写体の光輝部からの光が当たると光条が発生する。(KENKOのWEBサイトより抜粋)

ちなみにPLフィルターのように回転枠があり、それを利用することよによって光源の角度を変えることができる。

[twenty20 img1=”572″ img2=”573″ offset=”0.5″ before=”細い線が描かれている” after=”横から見たところ”]

百聞は一見にしかず、ということで。

絞り値は違うがほぼ同条件で撮ったサンプル。

[twenty20 img1=”560″ img2=”559″ offset=”0.5″ before=”フィルターなし” after=”Fireburst filter”]

何が違う?

クロスフィルターといえばKENKOの「クロススクリーン」シリーズが有名だ。

キラキラとした光条が印象的で夜景撮影に使うと幻想的な雰囲気をかもしだしてくれる。

ではここで「クロススクリーン」と「FIREBURST」を比べてみよう。

効果がわかりやすいように、光源は自宅の天井のハロゲンランプ一つ。

[twenty20 img1=”565″ img2=”566″ offset=”0.5″ before=”kenko’s cross screen” after=”FH’s Fireburst”]

おわかりだろうか。Fireburstは非常に光源の線が長くてシャープだ。これまでクロスフィルターというと、「キラキラ」お星様、というか、なんかメルヘンちっくなイメージが私にはあったのだが、Fireburstの、それこそ日本刀のようなシャープな光源は私のクロスフィルターに対する印象を大きく変えてくれたのだった。

お好みの色とアングルで

実はこのFIREBURST、バリエーションがたくさんある

私のおすすめは青系と赤系のシングルを二枚重ねて使う方法。重ねることで光条の角度の調整ができるので便利。

[twenty20 img1=”618″ img2=”619″ offset=”0.5″ before=” 2 poinstarの二枚重ね: BLUE x PINK” after=”2point starの三枚重ね : BLUExPINKxLEMON”]

どう使う?

では実際の作品ではどう使ったら良いのだろうか?

自分の作品でなくて恐縮なのだが、FHのwebサイトから一枚紹介させていただく。

夜景で使うのは一般的な用途だが以下の作例のようにワンポイントで使っても渋い。

私は静物の作品はほとんど撮らないのだが、こういう作品を撮って見たい!と思わせてくれる一枚だ。

FHのWEBサイトにJimさん撮影の他の作例もあるのでどうぞ。

太陽

クロスフィルターを生かすには、何かしらの光源が必要。では太陽を写すとどうなるか。

と、こうなるわけだ。太陽の光源はあまりに強いため直接狙うとかなり派手な光条になってしまった。そのため下の作例のように少しビルから「ちら見」ぐらいにすると光源が弱められて適度な光条となった。

絞りすぎに注意

[tribulant_slideshow gallery_id="6"]

ここで一つ留意してほしい問題がある。クロスフィルターは構造上の特性から、解放から絞るにつれて光条がぶつぶつと切れてくるのだ。これはFIREBURSTに限らず、クロスフィルター全般が持つ逃れられない特性なので、絞る際は注意が必要だ。

光跡×光条

夜景の中でも車の光跡を生かした作品は人気だ。私の作品にも良く登場する。

ただカーライトの長い光跡を撮ろうとなると最低でも5秒ほど必要だ。そうなると必然的に絞り込む必要が生じるので

前述したように綺麗な光条にならない。そこでお勧めなのが、同構図で、光条用に一枚、車の光跡ように複数枚絞り込んで撮影して

PHOSOTHOPのレイヤー処理する方法。明比較すれば一発で綺麗な光跡と光条を取り入れることができる。

[twenty20 img1=”593″ img2=”594″ offset=”0.5″ before=”フィルターあり/F4″ after=”フィルターなし F108秒”]

↓ ↓ 完成作品 ↓ ↓

さらに一歩進んで

お気づきだろうがPHOTOSHOPのレイヤーを使えば好きなところだけにFIREBURSTの光条を加えることが可能だ。

「光条あり」「光条なし」の写真を撮って、明かり比較合成し、さらに光条を加えたくないところはマスク処理すれば、光条を整理することができる。以下はそれら複数テクニックを組み合わせた作品。

yoshihikowada.com

夜景シーズンに備える

まだまだ暑い日が続くが、来るべき秋冬の夜景撮影に備えて是非とも日本未上陸FIREBURSTフィルターを今のうちに手に入れておこうではないか。

なおFHのUSサイトで直接購入できる。※

※2019年 7/20更新 このフィルターはすでに廃番のようです・・・
売れなかったのかな~。

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